ラジオアイソトープ実験施設(以下RI実験施設と略す)は、新2号館地下2階にあります。放射性同位元素(Radioisotope, RI)を使用する実験・実習を行うための施設です。放射性同位元素は放射線を出すので、使用する人の被曝をできる限り低く抑えるのはもちろんのこと、放射性同位元素が外部に漏出して一般の方々に危険を及ぼすことがないように設計された実験室で使用します。RI実験施設は、法律で決められた基準に適合した特別な実験室であり、安全に放射性同位元素を使用することができます。
RI実験施設は、RIを使用する人の被曝管理はもとより、施設内及び施設から排出する空気及び排水についての環境管理をしています。
年 | 内容 |
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1968 | 6号館2階に約48平方メートルのアイソトープ室を開設し、放射性同位元素(以下RIと略す)の研究利用を始めた。 |
1985 | 旧2号館跡地に建設されたRI・実験動物センターの2階、3階を占有し、有効面積で、1代目施設の約10倍の広さを有する2代目のRI実験施設を設置した。少人数の実習に供することが可能な化学実験室の他、P2仕様の組織培養実験室、RI投与動物用の飼育設備を設けた動物代謝実験室等を設置した。 |
2010 | 新築する新2号館地下2階へRI実験施設を移設することが決定した。 |
2012 | 新2号館地下2階に3代目のRI実験施設竣工した。 設計(株)日建設計 施工(株)竹中工務店 |
2013 | 利用を開始した。 |